【2018年9月7日 追記】
みなさん、こんにちは・こんばんはポチです。
みなさんは人とコミュニケーションを取るのって得意ですか?
もともと僕は超がつくほどのコミュ障、とくに初対面の人とコミュニケーションを取ることが苦手で人の目を見て話すことなんて全然できなかったんです。
そんな僕がコミュニケーションや対人スキルを教える仕事をすることになるなんて、人生って何がおこるかわからないから面白いですよね。
今日は誰でもできる初対面でも簡単に信頼関係が築けるコツを書いていこうと思います。
ビジネスシーン、恋活や婚活でも使えるのでぜひ読んでみてください。
よく聞く「ラポール」ってなんのこと?
一般的には「信頼関係」のこと
「ラポール」という言葉を知ってますか?
ビジネスやコミュニケーションの場面では「信頼関係」と訳されることが多いです。
信頼関係は築かれるもの
信頼関係は築くものじゃなくて、築かれるものなんです。
よく「信頼関係を築く」とか「ラポールを築く」という言葉を耳にすることが多いですが、これは自分からみた言い方なんです。
「僕が、私が」相手と信頼関係を築く。
ただ、信頼してくれるかどうかは相手次第ですよね。
だから相手を信頼するのはもちろん大事ですが、相手から信頼されることを意識する必要があるんです。
つまり重要なのは相手から信頼されるということです。
ラポールが築かれているということは、相手から信頼されているという状態のことを指すんです。
でも、「信頼しろ!」と言って信頼されるわけじゃないですよね。
信頼っていうのは自然とされるものであるべき。
信頼してもらえる人になる3つのテクニック
まずはこれから紹介する3つのことが自然とできるようになれば、相手から自然と信頼を得られるようになります。
①相手を「褒める」
「褒める」に秘められていること
褒めるっていうのは「私は相手の良いところを認めている」ということを、言葉で伝える行為のこと。
わかりやすくいえば「私から見て、あなたってこんな素敵ところあるんだよ!」と教えてあげることなんです。
褒めるという行為には自己肯定感を高めるという効果がある。
自己肯定感っていうのはわかりやすく言うと「自分は大切な存在だ」と自分自身が感じる心の感覚のことのことです。
褒めるのが苦手という人へ
日本人は褒めるのが苦手だと言われています。
その理由として一番大きなものは、自分自身が褒められてきた経験が少ないから。
自分が褒められた経験がないから、どこを褒めたらいいかわからない。
でも大丈夫です、褒めるということに関してはこれからいくらでも身につけることができますからね。
どんなところを褒めればいいの?
これについて実は正解はないんです。
相手と話したり相手を見たときに素直に自分が素敵だなと思ったことを伝えてあげればいいんです。
初対面の人であれば、まず一番わかりやすいところは外見です。洋服とか、時計とか、アクセサリーなどなど。身につけているものにはその人のこだわりが見えるところでもあるので、まずは外見に目を配ってみるのはいいですね。
部下とか後輩とかであれば前と比べてよくなったところですね。「昨日と比べてよくなったじゃないか!」とか「ようやくできたじゃん!」みたいな感じで。
褒める時の注意点
褒める時に気をつけるといいこともあります。
褒めるのであれば能力について褒めるんじゃなくて行動に注目して褒めると良いです。
なぜかというと能力が発揮できなかったときに自信をなくす可能性があるからなんです。
例えば早く仕事が終わる能力が高い人にたいして「仕事を終わらせる能力が高いね!」と褒めるよりも、「仕事を終わらせるための工夫がいいね!」という風な感じで褒めるといいです。
本を読んで勉強したい人はこの2冊の本はオススメです。
ただ、本を読んだからできるわけじゃないので実践することも忘れないでくださいね。
②相手に「共感」を示す
「共感」ってなんだろう?
そもそも共感ってどういうこと?と思う人もいると思います。
【共感】
他人の意見や感情などにその通りだと感じること。
また、その気持ち。
もっとシンプルにわかりやすく言えば相手の意見を否定せず受け入れるということです。
この相手の意見を否定せずに受け入れるって頭でわかっていても、意外とできない人が多いんだよね。
どうして素直にできないのか?
相手のことを素直に受け入れられない1つは自分の意見が正しい!という思いが強いからというのがあります。
そういう人の口癖をよく聞いていると「いや」、「でも」、「だって」と、頭から相手を否定する言葉を使ってる可能性が高いんです。
もし自分がそうなっていると気づいたなら、使うのは封印しましょう。
人は否定されると反射的にこの人には何を言っても通じないな、ダメだなと、心を閉ざされてしまいますからね。
みんな違ってみんないい
似ている言葉で「同感」というのがあります。これは「あなたと同じ意見ですよ」ということ。
つまり、相手と価値観や考えが一緒ということ。とはいえ、人はみんなそれぞれがいろんな考えや価値観を持っているものです。
だから自分と意見が違う人もいるんだなぁと常に思っておくことが大切です。
相手から信頼をしてもらおうと思ったら、自分と違う意見を持っている人の考えも感情もしっかりと受け入れてあげることがなによりも大切です。
③「共通点」を探す
共通点は3つあると・・
共通している部分が3つあれば、心の距離はかなり近くなると言われています。
これは心当たりある人も多いんじゃないかな。
例えば、大学であった後輩がよくよく聞いて見たら同じ出身高校の後輩で、じつは同じ学部だったとか。
共通点に大きいも小さいもないんです。
精神的共通点
精神的な共通点というのは心の距離のこと。
同じ感覚をもっていたり、映画の同じ場面で感動したり、同じ旅行先の景色を見て感動したり。
趣味や嗜好、物事に対する価値観だったり感情の部分に焦点を当てた共通部分のことです。
この感覚的な部分が近いと親密度もかなり上がります。
物理的共通点
これはすごくシンプルに物理的な距離感のことですね。
近くに住んでいるとか、学校の席が隣だったりとか、行きつけのお店で頻繁によく会うとか。
精神的にも物理的にも近いほうがより強くなる
精神的な距離に物理的な距離。
結論から言ってしまえば、両方とも近いほうがもちろん良い。近ければ近いほど一緒にいる人と似てくるとも言いますしね。
だからこそ長年付き合ってるカップルとか夫婦は似てくるんですよ。
どちらか一方に偏るのではなくて、両方の掛け算によって親密度はぐっとアップして生きます。
同じ映画を見て感動してくれた人が、なんとご近所さんだったってことがわかった時にはそれこそ運命を感じるかもしれないですね。
オススメの本
僕が読んだ本の中で、コミュニケーションに関するものでよかったなって思った本を載せておきます。

仕事で必要な「本当のコミュニケーション能力」はどう身につければいいのか?
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まとめ
ラポールとは相手との信頼関係のこと。
そして信頼関係を築く基本的なテクニックは以下の3つ。
「褒める」
「共感」
「共通点」
この3つが無意識でもしっかりとできるようになれば、自然と信頼関係が成り立つようになります。
信頼される人になると言ったほうがいいかもしれないですね。
裏を返せば、「褒めない」、「受け入れない」、「共通点が全くない」。そんな人のことなんて信頼できないですよね。
「自分はどんな人だったら信頼できるか」というのは普段から考えてみてください。